ミツバチの恩恵 ハチミツについて

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ミツバチの恩恵
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ハチミツは料理に使ったり、スイーツに使ったり、ヨーグルトにかけたり、ピザにかけたりと、その用途は様々です。でもこんなにおいしいハチミツってどうやってできるんでしょうか?それにハチミツって一体どんな栄養が含まれているんでしょうか?

今回は「ミツバチの恩恵ハチミツについて」まとめてみました。

ミツバチはどうやってハチミツをつくるの?

蜜を集める働き蜂

ハチミツはミツバチによって作り出されます。オオスズメバチもクマンバチも、ハチミツを作ることはできません。ミツバチだけがハチミツを作ることができるのです。

私たちが口にするハチミツはセイヨウミツバチによって作られたものです。羽化して20日ほどの働き蜂はレンゲやアカシア、ミカンやトチなどの花の蜜を探して集めます。ミツバチのお腹には「蜜胃(みつい)」と呼ばれる、蜜を溜めるためのタンクのような場所があり、ここに蜜を貯め巣に持ち帰ります。

蜜をハチミツに変える働き蜂

巣の中には幼虫を育てる役目を終えた羽化12〜18日ほどの働き蜂がいて、蜜を集めたハチは巣箱の中にいる働き蜂に口移しで集めた蜜を渡します。蜜を渡された働き蜂は、舌を使うなどして少しずつ外に出し、羽で水分を蒸発させて濃くしつつ、唾液に含まれる二種類の酵素を使って成分を変えます。こうして花の蜜をハチミツに加工させるのです。

ハチミツの歴史:ハチミツはいつから食べられているの?

ハチミツの歴史は人類の歴史

イギリスには“The history of honey is the history of mankind”ということわざがあります。日本語に訳すと、「ハチミツの歴史は人類の歴史」という意味になります。そんなことわざができるくらい、人間とハチミツの関係は深く、欠かせないものでした。

ハチミツはいつから食べられているの?

近代の養蜂はミツバチを家畜として飼育管理し、ハチミツを採取しています。けれどもその養蜂が確立されるずっと前は、自然に営まれている蜂の巣を探し、採集し、砕いてハチミツを搾り取るという方法がとられていました。

その方式のいくつかの場面は古代の洞窟壁画に描かれています。その中でも有名なのが、スペインのアラニア洞窟の壁画で、高い場所にある巣に女性が手を伸ばしている様子が描かれています。この壁画はおよそ紀元前1万5千年頃に描かれたものだそうです。ちなみにこの方式は19世紀半ばまで行われていました。

またエジプトにある紀元前1000年以前の墓から壺に入ったハチミツが発見されています。

ハチミツってどのくらい栄養があるの?

ハチミツの成分って?

ハチミツの種類によっても変わりますが、主成分は水分約20%、ブドウ糖約35%、果糖約40%、ショ糖数%を占めています。

微量成分としては、無機質としては鉄、ナトリウム、カリウムなど、酵素としてはジアスターゼなどが含まれています。他にもアミノ酸、ビタミンb1、b2、パントテン酸なども含まれています。

ハチミツの効能

ハチミツの糖分の殆どは単糖類で出来ています。単糖類はこれ以上分解する必要がないため、摂取するとすぐにエネルギーに変換されます。そのため胃腸に負担をかけず、疲労回復をすることができるのです。
またハチミツにはアミラーゼやカタラーゼといった消化酵素、グルコースオキシターゼといった抗菌・抗ウィルス・抗炎症作用のある酵素が多く含まれるため、口内炎、虫歯、歯周病、のどの炎症などに効果があります。また

風邪やインフルエンザの予防にも役立ちます。
ただしハチミツは加熱してしまうと酵素やビタミンなどの栄養素が壊れてしまうため、加熱処理されていない、天然のハチミツを摂取するようにしましょう。

 

まとめ

ハチミツについてまとめてみました。

ミツバチにしか作ることができないハチミツ、その構造を知れば知るほど神秘的で、自然のありがたみを感じますね。天然のハチミツは少し高価ですが、やはり効能を考えると毎日スプーン一杯でもいいので摂取しておきたいものです。

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